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第17回日本臨床毛髪学会学術集会

銀座総合美容クリニック院長正木です。

去る11月22日と23日、日本臨床毛髪学会の学術集会に参加してきました。

防衛医科大学清澤智晴先生を大会長とし、「毛髪の聡明英知」をテーマにアメリカ、韓国、日本のDrが様々な演目で毛髪治療の未来について活発な議論がなされました。

中でもBosley New York University School of MedeichineのKen Washenikによる「毛包細胞を用いた毛髪の再生」と、John Hopkins School of MedicineのDr.LuisによるプロスタグランジンD2阻害薬のAGAに対する有効性の発表には大きな感銘を受けました。

毛包培養とは頭皮から毛包を取り出し、毛包を構成する細胞や成長因子を丸ごと培養・増殖させ、再度自身の頭皮に戻すという手法で、これが臨床レベルで実現すれば自毛植毛が新たな段階に進む事になります。(毛包Aをコピーし、毛包A’,毛包A”と増やしていく。)

現時点では毛包を完璧に培養する成長因子他の環境要因の特定を急いでいる段階で、この点に関しては先日ノーベル賞でも話題となったiPS細胞利用やDNA解析を利用したさらなる「毛包の発生過程」の解明が望まれる所ですが、これらの研究が進めばもしかすると培養すら行わず我々の皮膚の細胞から毛包が「作製」出来る時代も来るかもしれません。(細胞Bから毛包A、毛包A’、毛包A”・・・を作製する)

プロスタグランジンD2に関してはAGAの罹患・非罹患群のDNA解析を行った所、AGA患者群の毛包においてはプロスタグランジンD2活性が非常に高かった、という内容です。

今後特異的にプロスタグランジンD2を阻害する薬剤が開発されれば、プロペシア同様強力なAGA治療薬と成りうる可能性を秘めています。

どちらも今後の進展が非常に期待される内容でした。

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