βグリチルレチン酸

 
βグリチルレチン酸は、グリチルレチン酸の一種です。古くから薬草として使われている甘草の根に含まれる有効成分です。

グリチルレチン酸は抗炎症作用、抗アレルギー作用、細菌発育阻止作用、抗消化性潰瘍作用などの様々な薬理作用があることから、広く医薬品にも利用されます。

特に育毛剤や頭皮用シャンプー(スカルプシャンプー)に配合されるケースも近年増えており、βグリチルレチン酸は頭皮の肌あれ防止や頭皮環境の改善が期待できる成分です。

また、食品の甘味料や薬品の苦味を緩和するための調味料などの食品加工物などに利用されるケースもあり、その用途は非常に多様です。

なお、医薬品として配合できるのは、1日あたり最大で200mgと定められており、妊婦の方は子宮を刺激する作用があるために、流産や早産を引き起こす可能性が示唆されている為、接種は控えてください。

記事の監修医師

正木 健太郎銀座総合美容クリニック 院長
【略歴】
・平成14年 岡山大学医学部卒
・平成20年 銀座総合美容クリニック 開院
【所属学会】
・日本形成外科学会 正会員
・日本臨床毛髪学会 正会員
・日本再生医療学会 正会員
・日本美容外科医師会 正会員

監修医師の詳細情報
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